2011年 夏のワーキングホリデー

飛鳥地区 飛鳥寺東南丘陵の荒廃竹林伐採と整備

 活動10年目の国際作業キャンプ(ワーキングホリデー)は、明日香村の中心部,飛鳥大字での活動となりました。

 地元・飛鳥大字の皆さんとボランティアメンバー、明日香村地域振興公社(あすか夢耕社)が協力し、飛鳥寺東南丘陵の荒廃竹林を伐採する一方、周辺の水路 を清掃しました。この丘陵は、水落遺跡、飛鳥池遺跡、酒船石、亀形石造物、飛鳥京苑池遺構など、飛鳥の「水の文化遺跡群」に囲まれた重要スポットですが、 ジャングルのような竹やぶで景観が損なわれています。飛鳥寺の所有地である、この丘陵の景観をなんとか取り戻そうというのが、今回のねらいでした。

 暑い盛りの作業ですので、今年も朝5時起床、作業は午前中ですませ、午後は自由時間という形をとりました。

 作業前に現場で打ち合わせ。今年は急傾斜地も多く、かなり手強そうです。  伐り出した竹の根元部分は再利用するため、決まった長さに切りそろえます。
 3日目は雨の中。みんなずぶ濡れになりながらの作業でした  竹の枝や、朽ちたり割れたりして使えない竹は、処分場所に運びます。

 1、2日目は猛暑、3日目は一転、台風が近づいていた影響で大雨となり、作業環境は悪かったのですが、状況に応じて計画を修正しつつ、目標の作業をこなしていくことができました。皆様、ほんとうにお疲れさまでした。



 2007年から交流してきました台湾環境資訊協会と、今後も交流を継続していくことが決まり、その調印式が行われました。



 毎年ワーキングホリデーに来てくださるベテラン参加者が、東日本大震災の復興作業ボランティアにもこれまで三度、参加したとのことで、その活動報告も行われました。

※この報告後などに募りました募金は、東日本大震災義捐金として全額、日本赤十字社に託しました →【トピックス】東日本大震災義捐金ご報告

活動日程 2011年7月16日(土)〜7月18日(月・祝)

作業地  飛鳥地区(飛鳥寺東南丘陵)

作業内容 荒廃竹林の伐採とその周辺の整備

参加者  70人 (3日間延べ210人)、
 うちボランティア37人(北海道、埼玉、東京、神奈川、広島、福岡、関西一円から34人、( 台湾環境資訊協会 から3人 )
 飛鳥大字22人、あすか夢耕社7人
 取材 読売新聞

特別講話 「飛鳥の遺跡について – 飛鳥寺とその周辺 – 」
     相原嘉之氏( 明日香村教育委員会 )

宿舎   祝戸荘

ASUKA SCENERY CONSERVATION VOLUNTEER ASSOCIATION