2014年 春の日帰り活動

橘地区 橘寺東側の飛鳥川沿い荒廃竹林、ついに伐採終了。飛鳥川から橘寺を望む景観戻る

 2014年春の日帰り活動は、聖徳太子ゆかりの橘寺近くの飛鳥川沿い荒廃竹林を伐採し、河川敷に捨てられたごみ、流木などを拾い集め、一帯の景観を修復しました。

数十年間、飛鳥川左岸を約250mにわたり覆ってきた竹林によって景観は分断されたうえ、万葉学者犬養孝先生揮毫(きごう)の、飛鳥川を詠んだ万葉歌碑も竹が覆うように茂り、歌碑の位置がよくわからないような状態でした。

今回で3回目となった竹林伐採には、ボランティア、草月流奈良県支部と地元橘地区の皆さん、明日香村地域振興公社(あすか夢耕社)スタッフの総勢70人が参加、最後に残った約50mの区間の竹林をすべて伐採しました。

 開会式のあとラジオ体操。さあ、きょうも頑張るぞぉ!  作業の安全を祈願して竹やぶ前でお祓い。
 前列左から小川夢耕社局長、奥田橘地区総代、新開会長
 作業開始。伐採したあと不用な竹は現場で、消防署の特別許可を得て焼却  急傾斜地の下流側では、一本ずつ伐採し、ロープで引き揚げて処理
 伐採した竹のうち不用なものは右手で焼却、使える竹は草月流のアート展に提供するため、左手から搬出  伐採は急ピッチ、竹が透けて飛鳥川の上流が見えてきた
 夢耕社から差し入れの飛鳥弁当で昼食。
 地区の総代から甘い、甘いイチゴ・あすかルビーの差し入れもいただきました
 作業は順調に進み、残りの竹林はわずかに
 流れ着いたり、捨てられたごみの処理も大変な作業となった  3回にわたる伐採作業で景観がよみがえった
飛鳥川の左岸
 万葉歌碑の背景の荒廃竹林が無くなり、すっきり!  快晴のもと、3年がかりの竹林伐採が終わり、達成感いっぱいの参加者のみなさん。
 ご苦労さまでした

草月流奈良県支部は11月に、明日香村で竹を素材にしたアート展やイベントを開催予定で、今回の日帰り活動ではこのアート展に必要な竹材集めに全面的に協力しました。

(過去2回の作業の様子)
2012年秋のワーキングホリデー
2013年春の日帰り活動


活動日程 2014年2月22日(土)
     午前9時40分集合 午後3時30分解散

作業地  橘地区(橘寺東側・飛鳥川沿い)

作業内容 荒廃竹林の伐採、河川敷にたまったごみ、投棄物の撤去、清掃。
 伐採した竹のうち太さ7、8センチ以上のものを長さ3~4mに切り、約300本を草月流奈良県支部に提供

参加者  合計 70人
     ボランティア   :32人
     (関西一円から参加、東京からも)
     草月流奈良県支部 :20人
     橘地区      :13人
     明日香村地域振興公社
      (あすか夢耕社):5人

ASUKA SCENERY CONSERVATION VOLUNTEER ASSOCIATION