県道沿いの雑木林伐採、歴史的景観を回復
鎌足産湯の井戸周辺の整備作業も終了
万葉の小原大字で
わが里に 大雪降れり 大原の 古りにし里に 降らまくは後 (巻二 一○三)とうたわれた大原(現在、小原大字)の地。大雪注意報が近畿北部に出ている中、県道沿いの雑木林を伐採し、甘橿丘、畝傍山、二上山を一望できる歴史的風土景観を取り戻しました。
さらに、これまで4回、作業をしてきた鎌足産湯の井戸一帯を清掃、片づけ、整備し、地元の皆さんとともに、狙い通り景観を修復することができました。
甘橿丘方面の眺望を阻害していた県道沿いの雑木林
下草を刈り、低木を伐採してから作業は本番
この朝、冷え込み、作業地から見える金剛山、葛城山は見事に雪化粧
チェンソー鳴り響き、作業、一気に進行
景観を妨げている大きな雑木を次々、伐採
高い木は道路側に倒れないよう、下側からロープで引いて切り倒した
大木にはロープをかけて引っ張り、目的の方向に切り倒した
消防署の許可を得て、伐採した雑木、枝葉はすぐ下の
水田で焼却。これで作業は順調に進んだ
もう一つの作業現場、鎌足産湯の井戸周辺の傾斜地。
せせらぎ付近にたまった枯れ竹、枝木、木株などをロープで次々、引き上げた
枯れて倒れている竹を取り除く
傾斜地の現場でも枝葉、枯れた竹、雑草などを焼却。
風が吹きだせばすぐ消せるようにして燃やすのがこつ
寒気の中、2か所での景観修復作業を成し遂げ歓喜あふれる景観ボランティア明日香の面々。ご苦労様でした
活動日程 2017(平成29)年2月12日(日)
午前9時40分、大原神社境内集合、午後3時30分解散
作業地と作業内容 作業地は2か所
[1] 道沿いの雑木林とその周辺: 景観阻害の雑木林の木・竹を伐採、下草刈り、清掃。伐採した雑木・竹を焼却。伐採した雑木の一部(1トン車6台分)は搬出し処理
[2] 鎌足産湯の井戸とその周辺: 幅30m、長さ100m以上の傾斜地から枯れた竹、伐採した竹、雑木、雑草、ごみを回収し、水田で焼却
参加者 合計 43人
ボランティア 27人
小原大字 浦前総代ら11人
地域振興公社 5人
昼食・交流会
自己紹介、近況報告、明日香村史・続明日香村史で、紹介された鎌足産湯の井戸、大原神社、万葉の故地大原関係の資料コピー配布、ミニ勉強会

