2008年 夏の宿泊活動

飛鳥川の繁茂した葦や葛の刈り取りと清掃活動

万葉集に多く詠われ、歴史に刻まれた飛鳥川。大豪族蘇我氏の居館があった甘樫丘の麓を流れる、いにしえの飛鳥人も愛した飛鳥川も葦や葛、雑草が繁茂し、日本人の心のふるさとが泣いていました。

飛鳥を訪れる多くの人たちの心にこの古都の景観が末永く残ることが出来るように、 地元の飛鳥大字の人たちと飛鳥大好き人間が集う景観ボランティア明日香、明日香村地域振興公社(愛称:あすか夢耕社)が 協力して、川辺周りの草刈りと清掃活動を行いました。

酷暑のなか、繁茂した葦や葛に埋もれての草刈機による活動風景です。
(右下写真はカヤネズミの巣)
刈り取り後、足元を注意しながら空き缶ほかのゴミ拾い掃除を行いました。 (台湾の人たちです)
草刈機で出来ないところは、蒸し暑さに耐えて、かがんでの手鎌による手刈り作業となりました。 飛鳥橋の上で活動エリアを背にして、記念撮影です。( 酷暑に耐えて、達成感から笑顔でポーズ )

活動終了後は蛇行する川面の流れが連続して見えるようになり、 疲れの中にも達成感を持つことが出来た参加者も少なくなかったことでしょう。

酷暑の中での活動でしたが、参加者の意識が高く 予定より早く進捗しました。皆様、ご苦労さまでした。


活動日程 2008年7月19日(土)~ 7月21日(祝)

作業内容 川辺の葦や葛、雑草の草刈機による刈り取り作業と、植樹された桃の根元周りや遊歩道周辺、道路沿いの 雑草の手刈り作業。活動全対象域の清掃作業。

特別講話 「飛鳥水落・石神遺跡について」 相原嘉之氏( 明日香村教育委員会 )

参加者  62人 (3日間延べ186人)、
 うち ボランティア40人(国内35人、台湾5人)、地元飛鳥大字参加者15人、飛鳥里山クラブ4人、あすか夢耕社3人

ボランティア内訳   東京都 3人 神奈川県 1人 埼玉県 2人 兵庫県 2人 大阪府 6人 京都府 5人 奈良県 16人 台湾 5人

観察できたもの カルガモ親子、トノサマガエル、アマガエル、ニホントカゲ、ハグロトンボ、ハヤ(川魚)、マムシ(毒蛇)、カヤネズミの巣ほか。

(飛鳥大字のご婦人の方々に美味しい昼食を2回作っていただきました。飛鳥米のおにぎりや地元産の食材を使った料理は心に残るものでした。
ありがとうございました。)

ASUKA SCENERY CONSERVATION VOLUNTEER ASSOCIATION