小原地区 藤原鎌足産湯の井戸跡西側荒廃竹林の伐採と周辺整備作業
昨年秋のワーキングホリデーに引き続き、今回も小原地区・藤原鎌足産湯の井戸跡西側の荒廃竹林を伐採し、周辺を整備しました。
小原地区は、中大兄皇子をたすけて大化の改新を進めた藤原鎌足の生誕地や、産湯の井戸跡、母親の大伴夫人の墓などの史跡が残り、万葉集に詠まれた大原の地です。
今年は、昨年の作業地に隣接する西側で作業し、由緒ある史跡が残る一帯の景観を取り戻しました。
作業開始前の竹林。何十年も放置され、密集し、しかも伸び放題。 |
いよいよ作業開始。ラジオ体操でウオーミングアップ。 |
作業開始。急ながけに生い茂った竹林は奥が深い。 | 伐採された竹を一本、一本、引き上げていく参加者。 |
台湾からの参加者も加わって、竹の運搬作業も順調に進みだした。 | 伐採した竹は稲刈りの終わった田んぼで焼却。 まだ稲刈りの終わっていない古代米の田(左手前)に燃える竹の熱が影響しないよう遮断壁を設けて行った。 |
枯れた竹も交錯し、伐採作業は難航した。 | 切っては引き上げ、切っては引き上げの繰り返し。竹やぶの向こうがやっと見えてきた。 |
作業が進むにつれ伐採個所が谷底になっていくので引き揚げ作業も大変だった。 | 伐採したあと、谷底、傾斜面に残った伐採片、倒木、ごみなどをバケツリレー方式で運び上げた。 |
作業終了。密集した竹林がなくなり、東に三輪山を望む景観がよみがえった。 参加の皆さん、ご苦労さまでした。 |
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大森先生、台湾の黄さんによる天気祈願。 | 交流会にて。台湾参加者紹介。 |
作業初日11月2日は午前中、大森先生、黄さんの”晴天祈願”のおかげで良い天気でしたが、昼食後1時間ほどで急に雨になり早めに作業切り上げ。
11月3日は良い天気の内に作業終了!!! 今回伐採した竹も、11月に明日香村で竹の作品を展示する草月流奈良県支部に提供しました。
活動日程 2014年11月1日(土)〜3日(月・祝)
作業地 小原大字(藤原鎌足産湯の井戸跡西側荒廃竹林)
作業内容 荒廃竹林の伐採、整備
参加者 51人(3日間延べ153人)
うち ボランティア37人(うち台湾から5人、草月流参加者13人)
小原大字9人、明日香村地域振興公社(あすか夢耕社)5人
飛鳥歴史講話(1) 「野と日本人」
古代民俗研究所代表 大森 亮尚 先生
飛鳥歴史講話(2) 「都塚古墳発掘調査」
明日香村教育委員会文化財課 相原 嘉之 先生