小原地区 藤原鎌足産湯の井戸周辺の
荒廃竹林伐採と整備
2013年の作業キャンプ(ワーキングホリデー)は、飛鳥坐(あすかにいます)神社の東南側、万葉集に詠まれた大原(現在・小原大字)の集落で行われました。ここは、大化の改新の中心人物の一人、藤原鎌足生誕の地や、産湯の井戸跡、母親の大伴夫人の墓など由緒ある史跡が残っています。
そんな「産湯の井戸」周辺も長年、竹や雑木が生い茂り、景観が損なわれていました。
そこで今回は、地元・小原大字の皆さんとボランティア、明日香村地域振興公社(あすか夢耕社)が協力し、井戸周辺の伐採・整備作業を行いました。あわせて46名の参加者が3日間の作業にあたり、井戸の東側の荒廃竹林がすっかりきれいになりました。
作業前に現場で打ち合わせ。こんな荒廃竹林でした。 | 伐り進めると、大木が現れました。この右側が、岡寺から長谷寺に通ずる、かつての巡礼の道だそうです。 |
竹が密集しており量も多くありましたが、今回は隣の田んぼが集積・処理場所でしたので作業がはかどりました。 | もうひとき。。。 |
事前の天気予報で雨が心配されましたが、2日目作業後に降りだした雨が翌朝開始前にはあがり、活動は計画通り進みました。びっしり茂っていた薮も、参加者の熱心な作業により、すっかりきれいになり、地元の皆様にも大変喜んでいただけました。
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県道側から、大原神社がはっきり見えるようになりました。 |
活動日程 2013年11月2日(土)〜11月4日(月・振替休日)
作業地 小原(おおはら)大字 大原神社北側・藤原鎌足産湯の井戸周辺
作業内容 荒廃竹林の伐採と周辺の整備
参加者 46人(3日間延べ138人)
うち ボランティア32人( 台湾環境資訊協会 から 4人 )
小原大字 9人、明日香村、あすか夢耕社5人
特別講話 「明日香といふ風土」
大森亮尚 氏( 古代民族研究所 )
宿舎 祝戸荘