2010年 夏のワーキングホリデー

川原地区 飛鳥川岸の荒廃竹林伐採と整備

 世界遺産登録へ向け準備が進められている奈良県明日香村の歴史的景観を守るため、地元の川原大字の人たちと、景観ボラ ンティア明日香、明日香村地域振興公社(愛称:あすか夢耕社)が 協力して、景観を妨げていた飛鳥川沿いの竹林伐採と竹のチップ化、周辺整備活動を行いました。

 今回は、前年に行った作業地の上流側およそ150mにわたる竹林の伐採、および前年作業地の刈り払いも含めてを行ったことで、一帯の荒廃竹林が一掃され、眺望が一変しました。

 暑い盛りの時期であり、今回は新しい試みとして、朝の涼しい時間帯に作業を済ませてしまおうということで、朝5時起床、作業は午前中の5時間で済ませ、午後は自由時間というかたちをとりました。

 活動前の現場の様子。中央の木の右手側が今年の作業対象です。  早朝の作業前にはラジオ体操 (昔なつかしい感じですね)。ケガの防止や熱中症予防など、まずは安全第一です。
 昨年より伐採面積は少し狭かったのですが、逆に急斜面が多かったです。  竹のチップ化作業。実はこれが一番大変です。リレー方式で効率よく、そして機械のご機嫌をうかがいながら。。

 今年の参加者は実に多彩でした。台湾の交流団体からの参加者、地元高取国際高校から研修の一環として参加した先生、 TOTO水環境基金から視察にこられた方、そして台湾のテレビ局(大愛テレビ)からの取材もありました。
 常連のボランティアメンバーや久しぶりに参加される方、初めての参加者もいて、地元の地区の方々などとともに 交流を深めることが出来たと思います。

 酷暑の中での活動でしたが、参加者の意識が高く 予定どおりの成果を得ることが出来ました。皆様、ほんとうにお疲れさまでした。


活動日程 2010年7月17日(土)〜7月19日(月・祝)

作業内容 川原地区(飛鳥川沿い)。
 前年の竹林伐採に引き続き、その上流側、約150メートルにわたる河岸の竹林伐採・チップ化とその周辺の整備

特別講話 「飛鳥はじめて物語」

  相原嘉之氏( 明日香村教育委員会 )

宿舎   祝戸荘

参加者 51人(3日間延べ153人)、
 うち ボランティア32人(国内28人、 台灣環境資訊協會 から4人)、地元川原大字から13人、地域振興公社から6人
 (ボランティア国内参加者は、関東から4人、北海道から1人、高取国際高校の教諭2人を含む)

(取材 大愛テレビ(台湾):3人、読売新聞、奈良新聞)


 ★毎年参加いただいているボランティアメンバーの方から、” ワーキングホリデー讃歌 ” をお寄せいただきました。ありがとうございます。
こちらのページで紹介させていただきます。

ASUKA SCENERY CONSERVATION VOLUNTEER ASSOCIATION